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【今すぐ逃げろ】理不尽にキレる人

あなたが我慢しなくていい

あなたの周りにもいませんか?
よくわからない理由で急に怒鳴り出し、落ち着けようと謝っても火に油でどうにもできない。ひたすら攻撃を続けてくる人。

結論から言ってこうした人たちからは一刻も早く逃げましょう。
一緒にいてもいいことはひとつもありません。
ひたすらあなたの貴重な時間を奪い、精神を追い詰め、萎縮させて相手の有利な方向へ進めるだけです。

よくありがちなのは
「勉強だと思ってここは我慢」
とか、
「ここ以外に行く場所がない」
と思いこんでしまう真面目な日本人が多いことです。はっきり言ってただの勘違いです。

会社や周りの人は何も解決してくれない

僕にもそう言った人と関わった経験があります。
ある人はビジネスパートナーで、いわゆる担当窓口なので、その人を外して話を進めることはできません。
ビジネスの立場としてはどちらが上ということでもなく、お互いいないと困る関係性なので対等と言っていいでしょう。

しかし、その人は自分の思い描いた通りにことが進まないと、突然怒りはじめて、周囲を威圧します。
こちらとしてはビジネス的な有益さや公平さ、お客様の立場を考えて意見したことでも、です。
何が地雷かわからない、一度怒ると止まらない、こちらが誤ったところで、手がつけられなくなる。
もはやまともなコミュニケーションを取ることはできません。

少し譲って考えて、
・仕事には誠心誠意取り組んでいる
・自分は正しいことをしている

と思い込んでる傾向があるように思います。

本人としては怒鳴ってると気づいてなくて、何か主張や指導の延長表現のつもりだったのかもしれません。

でも怒鳴られる方は萎縮して意見できなくなって思考停止してしまう。そのストレスってとてつもなく大きいですよね。

怒鳴る方は言いたいこと言って、なんならスッキリしてるぐらいかもしれません。この差は大きいですよね。それ考えると怒鳴られる方は「こっちはこんなに考えてんのになんなの!」ともっとストレス溜めるかもしれません。

また、怒鳴るほうは自分のわがまま通すんで、目立つ上にビジネスとしてはそこそこ実績出すので、「仕事できる人」扱いされることもあり、会社や業界としても「あの人はやり手だ」となり、「お前適当に相手しとけ」ぐらいで、全く守ってはくれませんでした。

そう、会社はあなたが病院にでも行くぐらいダメージを受けない限り動いてはくれません。
こんな時、絶対に
「自分が我慢してこの人に慣れよう」
とか
「ちゃんと話せばきっとわかってくれるはず」
とか思ってはいけません。
ましてや
「悪いのは自分だ・・・」
と責めてもいけません。
自分が原因ではないことで、他人に合わせて変わる必要はないし、
あくまでそれは「他者の課題」であり、自分が相手を変えようと思うことはナンセンスです。

自分ができる最大の防御法としては、そんな人からはとにかく逃げるしかないのです。
今の自分なら分かります。
あの時の自分に「早く逃げろ!」って言ってあげたいです。

怒りは2次的な感情

吉田 昌生著「マインドフルネス瞑想入門」によると、「怒り」は「2次的な感情」なのだそうです。
「怒り」の背後には「恐れ」や「不安」、「がっかり」「寂しさ」「惨めさ」などの一次感情があるのです。

恥ずかしい思いをしたり、がっかりした気持ちになった後に「悪いのはあいつのせいだ!」と、2次感情の「怒り」が現れてくるのだそうです。

なので「理不尽に起こる人」に対して、「ああ、この人はまた何か悲しい思いをしたり、残念な気持ちになって、傷ついてるのだな」と思って同情することにしました。

怒りのシステムに気づいたことで、家族に対して強くあたってしまいがちだった自分も、その根っこにある一次感情に気づいて受け入れてあげることで、「怒り」に対処できるようになりました。

あんな風にはなりたくないですし、
そもそも自分の貴重な時間を、他人に使うより、楽しいことや自分の長所をさらに伸ばすことに使ったほうが、よっぽどいいですよね!

またこういった人の共通点として、
・自己肯定感が低い人
・自分に自信がない人
が挙げられるそうです。

後天的に自己肯定感を高めるには
いろんなことに挑戦して成功体験を積むことが大事なのです。
自分がそんな人間いならないためにも、自分の貴重な時間を奪われる前にさっさとに逃げて、その時間を自分の成功体験のために使いましょう!

<参考書籍>

「他者の課題」
課題の分離について

「嫌われる勇気」

「怒りは2次的な感情」
マインドフルネス

マインドフルネス瞑想入門

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